はじめに
商談が終わった後、お礼メールを送っていますか?
営業を始めたばかりの頃は、
「今日はありがとうございました」
と送れば十分だと思っていました。
もちろん、感謝を伝えることは大切です。
しかし営業を10年以上経験して感じるのは、商談後のメールにはもう一つ重要な役割があるということです。
それは、
商談で話した内容を整理し、次の行動につなげること。
商談後のお礼メールは、単なるマナーではありません。
今回は、私が営業で意識しているお礼メールの書き方を、例文と合わせてご紹介します。
①できるだけ当日中に送る
商談後のお礼メールは、できるだけ当日中に送ります。
時間がたつほど、お客様も商談内容を忘れていきます。
また、対応が早いことで、
「仕事が丁寧な人だな」
という印象につながることもあります。
ただし、早さだけを優先して誤字や内容の間違いがあると逆効果です。
送信前に、
- お客様の名前
- 会社名
- 日付
- 添付ファイル
などを確認してから送りましょう。
②件名だけで内容がわかるようにする
お客様には、毎日多くのメールが届きます。
「ありがとうございました」
だけでは、何のメールなのか分かりません。
例えば、
「【本日の商談のお礼】株式会社〇〇 大山」
「【8月11日お打ち合わせのお礼】〇〇のご提案について」
など、件名だけでも内容が分かるようにします。
後からメールを探す際にも便利です。
③「ありがとうございました」だけで終わらせない
商談後のお礼メールで差が出るのは、ここだと思います。
定型文だけではなく、商談で実際に話した内容を一つ入れます。
例えば、
「本日お伺いした〇〇という課題について、弊社でどのようなご支援ができるか改めて検討いたします」
といった内容です。
お客様からすると、
「自分の話をきちんと聞いてくれていた」
と確認できます。
長く書く必要はありません。
商談で印象に残った内容を一つ入れるだけでも十分です。
④次にやることを明確にする
お礼メールで特に重要なのが、次の行動です。
例えば、
「〇月〇日までに見積書をお送りします」
「いただいたご質問について社内で確認し、明日中に回答します」
と具体的に書きます。
可能であれば、
誰が・何を・いつまでに
を明確にします。
商談中に決めた内容を文章として残しておけば、お互いの認識違いも防げます。
⑤長く書きすぎない
丁寧に書こうとして、メールが長くなりすぎることがあります。
しかし、お客様が知りたいのは、
「結局、何を伝えたいのか」
です。
基本的には、
- 商談へのお礼
- 商談内容への一言
- 次の行動
- 結び
があれば十分です。
営業メールは、長さより分かりやすさを意識しましょう。
商談後のお礼メール例文
実際には、次のような形で十分です。
【件名】
【本日のお打ち合わせのお礼】株式会社〇〇 山田
【本文】
〇〇株式会社
〇〇様
本日はお忙しい中、お打ち合わせのお時間をいただき、誠にありがとうございました。
本日お伺いした「〇〇」という課題について、弊社としてどのようなご支援ができるか、改めて検討いたします。
ご依頼いただきました資料につきましては、〇月〇日までにお送りいたします。
その他、ご不明な点などございましたら、お気軽にお申し付けください。
引き続き、よろしくお願いいたします。
商談後に資料を送る場合の例文
資料送付も同時に行う場合は、さらにシンプルでも構いません。
【件名】
【資料送付】本日のお打ち合わせのお礼
【本文】
〇〇株式会社
〇〇様
本日はお時間をいただき、ありがとうございました。
本日ご説明しました資料を添付しておりますので、ご確認いただけますと幸いです。
また、お話しいただいた〇〇については、社内で確認のうえ、〇月〇日までに改めてご連絡いたします。
引き続き、よろしくお願いいたします。
お礼メールで1番大切にしていること
私がお礼メールで意識しているのは、
「このメールを読めば、今日の商談と次にやることが分かる状態にする」
ということです。
きれいな文章を書く必要はありません。
それよりも、
「話をきちんと理解している」
「約束したことを覚えている」
「次に何をするか分かっている」
ことが伝わる方が重要です。
こうした小さな対応の積み重ねが、
「この人なら安心して任せられる」
という信用につながるのだと思います。
まとめ
商談後のお礼メールでは、次の5つを意識してみてください。
- できるだけ早く送る
- 件名で内容を分かりやすくする
- 商談で話した内容を一つ入れる
- 次の行動を明確にする
- 長く書きすぎない
営業では、商談そのものに意識が向きがちです。
しかし、お客様から見れば、商談後の対応も営業担当を判断する材料の一つです。
特別な文章を書く必要はありません。
感謝を伝え、話した内容を整理し、約束したことを実行する。
その当たり前を丁寧に続けることが、お客様との信用を築く第一歩になるのだと思います。

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