はじめに
管理職になったばかりの頃、私は大きな勘違いをしていました。
部下の成果が伸びないのは、
「経験不足だから」
「努力が足りないから」
そう考えてしまっていたのです。
もちろん、本人の努力も大切です。
しかし、課長として経験を積む中で、一つの考え方にたどり着きました。
部下の成果が出ない時ほど、まず自分の関わり方を見直す。
この考え方に変えてから、チームとの向き合い方も少しずつ変わっていきました。
今回は、私が管理職として学んだことをお伝えします。
伝えたつもりになっていないか
最初に見直したのは、
「本当に伝わっているか」
でした。
私は説明したつもりでも、
部下は違う理解をしていることがあります。
例えば、
「もっとヒアリングをしてほしい」
という一言だけでは、
何を、どのように聞けば良いのかまでは伝わりません。
それ以来、
具体例を交えながら話すことを意識するようになりました。
「伝える」と「伝わる」は違う。
この違いはとても大きいと感じています。
部下の話を最後まで聞けているか
営業では、
お客様の話を聞くことが大切です。
でも管理職になると、
意外と部下の話を途中で止めてしまうことがあります。
「それならこうした方がいいよ」
と、答えを急いでしまうのです。
私も以前はそうでした。
しかし、
最後まで話を聞いてみると、
本人なりに考えていることや、不安に感じていることが見えてきます。
まず聞くこと。
これは、お客様だけでなく部下にも同じでした。
指示ではなく目的を伝えているか
「この資料を作っておいて」
「この企業に訪問してきて」
こうした指示だけでは、
部下は作業をこなすだけになってしまいます。
一方で、
「なぜこの企業へ訪問するのか」
「この提案で何を実現したいのか」
という目的まで共有すると、
考えながら行動できるようになります。
管理職の仕事は、
行動を管理することではなく、
目的を共有することなのだと学びました。
成果だけを見ていないか
営業は数字が大切です。
でも、
成果だけを見ていると、
成長の途中にある努力を見落としてしまいます。
例えば、
以前より商談準備が丁寧になった。
質問の質が良くなった。
お客様との関係づくりができるようになった。
こうした変化を認めることで、
部下の自信につながる場面を何度も見てきました。
数字だけでなく、
成長の過程を見ることも管理職の役割だと思っています。
管理職も成長途中であることを忘れない
課長になったからといって、
すべてが分かるわけではありません。
私自身、
失敗もたくさんしました。
伝え方を間違えたこともあります。
判断を迷ったこともあります。
だからこそ、
「管理職も成長途中」
という気持ちを持ち続けるようにしています。
完璧な上司を目指すより、
一緒に成長していく姿勢の方が、
チームに良い影響を与えると感じています。
管理職になって学んだこと
営業担当の頃は、
成果が出ないと、
自分の行動を振り返っていました。
課長になってからは、
チームの成果が出ない時に、
自分の関わり方を振り返るようになりました。
その視点を持つようになってから、
部下とのコミュニケーションも変わり、
少しずつチーム全体の雰囲気も変わっていったように思います。
まとめ
部下が成果を出せない時、
私が最初に見直すようになったのは、
部下ではなく自分でした。
- 伝わる伝え方ができているか
- 話を最後まで聞けているか
- 目的まで共有できているか
- 成長の過程を見られているか
- 自分自身も学び続けているか
管理職の仕事は、
答えを持っていることではありません。
メンバーが力を発揮できる環境をつくることです。
私もまだその途中ですが、
これからも一人ひとりと向き合いながら、
チームと一緒に成長していきたいと思っています。

コメント